学ぶ姿

学び続ける理由

弊社の企業理念は「仕事を楽しむ」です。
月曜日が楽しみになるような会社を作ることです。
烏滸がましいこととは思いますが、私自身が仕事を楽しむことを実践し、仕事を楽しむキッカケを提供したいと考えています。

仕事は楽しいものではありません。
楽しいものであれば会社にお金を払わなければ帳尻が合いません。
報酬を頂く訳ですからどちらかというとしんどいことが多いです。
神経を使うことだったり、面倒なことだったり、趣味でできるようなものではありません。

けれども、先輩や上司に認められたり、お客様から再度ご注文を頂いたり、頼りにされたりすると、少し仕事に対する感情が変わってきます。
私の場合はそうでした。

仕事への向き合い方が変わりました。
最初のキッカケは褒めていただいたことがキッカケでしたが、褒められるために仕事をすることに疑問が湧きました。
褒められると嬉しいですが褒めて欲しくてしている訳ではないです。
どちらかというと「貢献感」という言葉が相応しいかな。

力になれた、困りごとを解消できた、課題解決に力添えできた、そんなときに「貢献することが出来た!」という感情です。

50代になって漸く「貢献感」という言葉に出会いました。
学びや成長が遅いのは私の特性で、小さな頃からずっとこんな調子なのでこれからも「遅い」ことは織り込み済みでマイペースで生きていきます。

脱線しました。
学生の頃は兎に角、勉強しない子供でしたが大人になってからは本を読んでみたり、人に会って話を聞いたりと、自分なりによく学んでいると及第点をあげたいと思ってます。

今更ながらに何故学び続けるのか?を考えてみました。
子供の頃は納豆が苦手でした。
苦いし臭いし何がどうなったら納豆を食べるという選択に行き着くのか不思議でたまりませんでした。
大人になったら舌が変わるという話を聞いて、ものは試しと納豆を食べてみたところ、納豆のタレを入れると美味しく感じました。

納豆の美味しさを知らない人生と納豆の美味しさを知っている人生、どちらの人生が豊かかな?と考えたとき、納豆の美味しさを知っている人生の方が豊かだと思いました。

長らくIT業界にいた事もあって、IT系の新しい技術についても同じことが言えます。
新しい技術を知らないで避け続ける人生と学んでできることが増えていく人生どちらが?

マネジメントやコーチングは元より、新しい概念や思考のフレームワークを身に付けると今までの景色が違ってみえてきます。
まさに、今まで見えなかったものが見えるようになるメガネを手に入れるような感じです。

また、人生観や自分を見つめ直すような書籍やお話を聞くことで先行きのモヤが晴れて景色がすっきりと見えてくるような感覚になります。

学び方はいろいろありますが私は本を読んだり、動画を観たり、人と会ったりすることで学びを得ています。
私が学ぶ理由は自分の人生を豊かにするため、自分を幸せにするためです。

学ぶって楽しいです。
そういったことを後輩や後進の方々に伝えたいと考えていましたが、それは烏滸がましい考えだなと反省しています。
今は、私自身が楽しみながら学び続けている様を見ていただこうと考えています。