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Xserver で SFTP
root権限付きのVPSサーバーではSSH接続するのが基本なのでSFTPが使える(使えないVPSサーバーに出会ったことがない)のが殆どなので安心なのですが、一般的なレンタルサーバーではファイル転送に FTP が使われており(FTPはパスワードを平文で送ってしまうため)セキュリティ上の問題とされてきました。
Xserver では 2012/12/06 よりSSH接続機能の提供が開始されていますので多分使えるだろうと思ったので試してみました。
設定がとても簡単でしたのでXserverユーザーの方はSFTPの利用を検討してみては如何でしょうか?
SFTP接続の設定についてはこちらのマニュアルで解説されていますのでXserver側の設定手順についてはXserverマニュアル SSH接続機能についてをご覧ください。
Xserver で初めて SSH/SFTP の公開鍵認証の設定を行う場合はマニュアルの中の
- 「SSH接続機能について」
- 「SSH接続の有効化・無効化」
- 「公開鍵認証用鍵ペアの生成、公開鍵の登録」
の指示に従えば良いでしょう。
秘密鍵を生成する際に入力するパスフレーズはパスワードと違って長い文章を入力することが出来ますので覚えやすい文章を入力しましょう。
生成した秘密鍵はとても大切なファイルなので分りやすい場所に大切に保存しましょう。
私の場合はWindows7 を使っていて FileZilla を使って接続するのでこんな場所に保存しました。
C:\Users\yoshikawa\AppData\Roaming\FileZilla\ssh-keys\Xserver\サーバーID\サーバーID.ppk
後はSFTPクライアントの設定をすればSFTPが利用出来ます。
FileZilla の設定を簡単に紹介しておきます。
FileZilla でSFTPを利用する場合は接続サイトを登録する前に秘密鍵を登録します。
- 「編集」-「設定」を開き、左側のウィンドウから「接続」-「SFTP」を選択します。
- 「鍵ファイルを追加」ボタンで前述の秘密鍵を指定します。
- 「保護解除されたファイルに変換しますか?」と質問されたら「はい」を選択します。生成されるファイルの拡張子を ppk にすると良いでしょう。
次に接続サイトを登録します。
- 「ファイル」-「サイトマネージャ」を開き、「新しいサイト」ボタンを押します。
- 接続サイトの登録欄に以下を設定します。
- ホスト欄に サーバーID.xsrv.jpを入力
- ポート欄に 10022 を入力
- プロトコル欄で SFTP – SSH File Transfer Protocol を選択
- ログオンの種類欄で パスワードを尋ねる を選択
- ユーザー欄に サーバーID を入力
- 「OK」ボタンを押して登録完了
- 「接続」ボタンを押して表示されるダイアログに対してパスフレーズを入力します。
以上です。
SFTPで接続出来ることを確認したらFTPアカウントを削除してしまいましょう。
記事大変参考になりました!ありがとうございました!
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