中小企業のためのAI活用道しるべ
関西ネットワークシステム 定例会にて中小企業のためのAI活用についてお話しました。
60名によるプレゼンのうち、7つがAIに関する内容でした。
AIの基本的な使い方やプロンプトの工夫に収まらず、更にもう一歩踏み込んだ使い方や考え方、について様々な示唆を得ました。
AIと一緒に働く時代
「使ってみたけれど、AIはウソをつく」
「役立つ回答をしてくれない」
といった声も聞きますが、AIはヨチヨチ歩きをし始めたところ。
成長途中の段階でも、驚異的な可能性を垣間見せてくれています。
使いようによっては有能な秘書や片腕になってくれる可能性もあります。
僕らは未成熟なAIをどのように育てれば価値を生み出せるようになるのでしょう。
AIを育てるという考え方
新入社員を育てるように、データを与えて、質問し、回答を得て、回答が好ましくなければ与えるデータをより良いものに改善する。
こういったプロセスは新入社員を育てるプロセスと似ているんじゃないかと考えています。
人間との違いは、忘れない、退職しない、休まない、永続的に稼働する、といったところでしょうか。
会社のノウハウをAIに託して未来へつなぐ
中小企業はもとより小規模事業者は特にベテラン社員が定年退職することでノウハウを失うことになりかねません。
少子高齢化によって人材確保は更に厳しさを増していくでしょう。
ノウハウを継承するストーリーは作られているでしょうか?
AI はそういった不安に対して一つの答えになりうる可能性があると考えています。
ベテラン社員のノウハウをAIに託して未来につなぐ。
そういった未来を思い描いています。